「カラシニコフ銃AK47の歴史」

http://ssd.dyndns.info/Diary/?p=4340 でssd氏が紹介されていて随分前に買っていたのを読みました。

http://www.amazon.co.jp/dp/4309225101 『カラシニコフAK47の歴史』河出書房 マイケル・ホッジズ (著), 戸田 裕之 (翻訳)


言うまでも無くこの銃は構造がシンプルで手入れおよび製造が簡単で熱帯雨林や砂漠といったハードな環境下でラフに扱っても動作安定性があるといわれている・・ってのは「ゴルゴ13」を出張の暇つぶしに読んでるひとに取っては平均的な知識と思われます(?)

しかしながらこの本を読んではじめて上記の特性のとんでもなさがわかりました、。確かに世界中の紛争地帯でAK47のコピーが出回っているのですが、、ここまで来ると銃であって銃以上のモノとなっています。増殖するウイルスとか統制を失ったゴーレムのようなイメージが言及されてましたが、確かにこれは世界の秩序を侵蝕していくなにかだと思いました。

世界にはひとびとがパソコンを所有してブログとか2chとかfacebookをやってる地域もあれば、全く同じよう普及度でAK47(安値でもある!!!)を持ってる地域もあるということです。

つまり・・その辺の素人がブログを炎上したりさせたり2chで煽ったり煽られたりというのと同じ程度の日常として後者の地域ではAK47を乱射してるし、ネットウヨとかネット番長が居るような感じでアホがAK47 を手にすると全能感に溢れてその辺で暴れてみたり(古今東西バカは死なないと治りません)、あるいはネット時代になってマスコミが素人相手に思いがけないレベルの低さをだしてビジネスモデルの鼎の軽重が問われたりするとの同様に、ある地域では警察や軍隊の統治能力の低さをAK47で調子こいてる連中のせいで露わにしてしまうとか。

いやはやこれは大変だなあと思いました、っていうか今のところは他人事で済んでますけども・・・