従軍慰安婦の話を考えてみる

例の従軍慰安婦の問題。論争してるうちになにが論点なのかわかんなくなってる感じが、。理想的には当該国出身者ではなくてフランスとかのアナール派なんちゃらみたいな立場のひとが研究してくれたらいいのですけどね。辺境における中途半端な昔の出来事でし…

田舎の不妊治療

精神科以外でも色々な科に、心因性障害っていうかメンヘラーの患者さんはかかってはります。それでふと考えてみれば不妊治療で煮詰まってたらしき個人歴あるひと多いんですよね。っていうかそれが主因のメンヘラーさんってかなりの絶対数があるのではないか…

政治的にも程がある遺伝子の研究

最近までは遺伝子の研究なんてのは、純粋に科学的なものだと思っておったのですが、こんな政治的に剣呑な人類遺伝学の研究みたいなのもあるんですねえ:東欧系ユダヤ人=ハザール起源説についての検証(?)「ハザール」ってのは10世紀とかそんな大昔に中央…

生産性やら付加価値やら

好むと好まざるとに関わらず、日本列島には1億2千万人も住んでるし、地球には70億人もひとが住んでます。日本列島に住む1億2千万人のことを考えても、この人々がそこそこ食えるようにするには大変です。なんだかそーいうことが空気のようにように「あたりま…

若いお医者さんたちへ: 学位/大学院について

先日一年目のお医者さんたちに酒食をおごってたのですが、考えてみれば卒業年次的に一回り半も違うのよね。まして教授とかと比べると四半世紀も離れている。先立つ20-25年の生き方を、これから30年医者をやる子らに当てはめるのは慎重にせなあきませんよね。…

研究人生のためには

旧帝大医学部出身者の多くは一度くらいはNature, Cell, Science論文の飛び交う基礎医学の世界で華々しく活躍する自分の姿を想像したことがあると思います(地方大学では基礎医学の教官は大抵はやさぐれた単なるteacherなので想像しない)私の学年やその前後で…

医者の世界観@田舎大学周辺

そういえば最近後輩からメールがあって、その中で話題として某科元助教授のHP教えられました(身バレするのでここで晒せなくて残念) これがまた激しく頭悪そうな雰囲気。よくもこんなショボい業績ばっかし得意気に並べ立ててHP作れるよなあと呆れ返り。「井…

盲腸外来

だいぶ少なくなったとはいえ指揮系統のいい加減な病院なんかでは、3時間で客2人みたいな外来バイトがあったりします。 一方でそーいうバイトにばっかし乗っかかってる医者もいます。大勢診るインセンティブ無いので出来るだけ定着しないようにおっぱらって閑…

街中生活

ところで田舎大学病院生活にさんざんネガティブなことを書いてる気はしますが、そんなあたしでも大学に居るときは居るときになりの責任感で仕事はしてました(断言)要するにスジを通してちゃんと仕事していたつもりではあります。教授個人に対する忠誠心なん…

田舎脱出

あたしもなんだかんだ言って古風なところもあって、あまり行きたくはなかったけど浮世の義理で地方都市の大学病院にてやや余計な年数居りました。一応、円満に退局して都会で大きな病院の盲腸ポストみたいななんちゃって部局長とかやってると、つくづく 「都…

靴とお医者さん

あたしにとっては靴ってのは増えてしまうアイテムの筆頭。かなり広い靴クローゼットを用意したつもりが早くも飽和しとります。でもその程度のもんで、今更ここで一般的な靴ヲタ的薀蓄を語るのも気が引けます(世の中のブログではジョン・ロブとかエドワード・…

金持ち(資産家)であることの最低コスト

時々地方都市近郊の蔵から未知だった古い美術品が発見!とかいうニュースを聞くと、田舎の場合は金持ち(資産家)であることのコストが安いってことだなあと思います。感覚的には多分年収5−600万くらいあったらランニングコストとして間に合って土地屋敷…

所詮、弱肉強食

姑・嫁関係っていうか、マザコン夫との修羅場ってこんな多いのかと暗然たる気分にさせてくれます。 ↓ 「真のエネミーは配偶者」の過去レスまとめ http://www21.atwiki.jp/enemy/ 姑と嫁の人間関係ってのは、仮にその2人の女が暴力が支配するFランク女子高で一…

雅子様とパチン婚

この期に及んでまさかそんな勘違いしてるひと居ないだろう、と思ってたら結構居はるのですね。「結婚前はバリバリのキャリア女性だったのに心の病に」ってやつ、あ、皇太子后雅子さまの話です。 少なくとも「バリキャリ」という評価はすごーく微妙と思います…

次の内科学会総会は京都

次の内科学会総会は4月に京都で開催。はっきり言ってこれの学術内容に興味のある医者はおそらく一人も居ないと思います。色々な専門分野の話を政治的配慮をしながら万遍無くgdgdと取り混ぜてるだけの散漫な会合。「出席点」のためだけに行くようなもんで…

「スローライフ」志向

大昔には当然のことながら「スローライフ」なんて概念は無かったわけです。つーか普通はかなりそれなりに必死に生きてた筈で、。 「晴耕雨読」とか近い用語はありますがちょっと違うような(?) 晴耕雨読っていうとセミリタイヤとか隠遁とか、まあ前提とし…

腐れアル中の腐れマッシュルーム

数年前のことでもう時効だし書いてもいいでしょ・・あたしは基本的にアル中(絡みのひとを診るのが)嫌いですが、まあ好きなひともいないとは思いますけど、数年前に出先でみてしばらくトラウマになっていたことがあります。あれは決して人体の一部ではなく…

40歳ポスドク男の巻

以前A病院で一緒してたことある他業種の友人と四方山話をしていて、彼女の現職場B社の人々の「普通さ」ということが話題になりました。A病院など国立療養所系のとこは往々にして空気も人事も澱んでいて普通の会社ならとっくに自然と消えてそうなひとに限って…

大学病院の口腔外科

歯学部がある大学以外では、大学病院の口腔外科って結構謎ですよね。余所の大学の歯学部を卒業してなんらかの経緯でその大学病院にやってきてはるに違いないのだけどどういう風に来ててどんなキャリアパスなのかよくわからん、まあ興味も無いのですけど。そ…

なんとかライブビューイング

だいぶ前からメトロポリタン歌劇場の新演出のもののライブビューとかやってますね。先日勤務終了後に夕方からやってるところにどんなもんか行ってみました。思ってた以上に中途半端ですね。なまじ映像がハイビジョン大画面なところに、ボーズのラジカセ最大…

医局僻地人事(久々に毒吐き)

久々にエントリーUPしてみます。SNSでは面が割れててあまつさえfacebookでは医局の教授とかとノリで繋がってみたりで無害なことしか書けないし。ここで炎上せん程度にたまに毒を吐こうかと。(ドロッポして定時生活送っててそこまでは溜まりませんがそれでも…

助産師業界の無責任とカルト親和性

カルト系助産所がビタミンKの代わりにトンデモなレミディとかいうのを与えられ&「ビタミンK投与した」と母子手帳に虚偽記載して、結果的に乳児が出血で死んだ件。当の助産師自体のお粗末さは言うまでもないし、この場で今更、自然なんちゃらとか代替医療の…

医学の進化(定方向性進化)

ずいぶん久しぶりの日記。医者の「専門バカ」「専門しかみれない」「タコツボ」とか言われて久しいですが、結局のところ「進化」を自動的に志向する以上、「専門分化」は「定方向性進化」(アンモナイトの渦巻きの程度の増大とかマンモスの牙の角度とか)の一…

ボーダーの服装

TVあまり見ないのですがよくわからんのですよねえ、国母とかいうスノーボーダーのひとが公式ジャケパンをちょっと着崩してたとかいうて非難殺到とか。ボーダーの服が「だらしない」なんてのは初期設定と思ってたのですが? どーでもいいっていうか、そういう…

医者としての服装

時々、白衣の前を締めるべきか?とかネクタイをするべき vs. 親しみやすいジーンズとかの方がむしろ良い、 とかグダグダとした議論あります。まあどーでもいいです。ネクタイ派だろうがカジュアル派だろうが、どーせズレた格好してるひとも多いしw まあそれ…

小沢一郎嫌い

やっぱり小沢一郎ってやっぱ色々な意味でかなりキライです。 例の「朝貢」とかもあたし的には不快なのですが、それだけでは自分でも説明不可ですね。うーむ不見識なネットウヨ丸出しwで、なんですが、あたしは小泉純一郎のコワモテは結構好きだったのだけど小沢…

「医師偏在」の語られざる一要素

国公立地方医大で卒業したばかりの若い医師がなぜ出身大学に残らないか?ということに関して、決して語られない真実が一つあると思います。周知のように医学部は全国共通で実習やらで他学部と隔離される時間多くて、そうでなくても村社会になりがち。医学部…

求む斜陽地方国立療養所系とヘタレ医者のマッチング

正味に表題のようなことを考えております。医療崩壊の時代でドロッポが流行って久しいのは周知のことであります。ただし、「志」の高いドロッポには、投資銀行員的なマインドが必須だと思うのですよね=稼げるうちにあの手この手で年間3千万近くとかがっつり意地汚…

「死亡確認」のバランスシート

「心肺停止」=本当に「一刻を争う事態」なのか? なのです。あたしが救急当直とかしてたのははるか昔の研修医の時だけなのですけども、ぶっちゃけ「今から心肺停止が救急車で来る」と連絡来ても実はそこまではスイッチ入らなかったのです。∵そーいうのは大抵「…

「カラシニコフ銃AK47の歴史」

http://ssd.dyndns.info/Diary/?p=4340 でssd氏が紹介されていて随分前に買っていたのを読みました。http://www.amazon.co.jp/dp/4309225101 『カラシニコフ銃 AK47の歴史』河出書房 マイケル・ホッジズ (著), 戸田 裕之 (翻訳) 言うまでも無くこの銃は構造…