金持ち(資産家)であることの最低コスト

時々地方都市近郊の蔵から未知だった古い美術品が発見!とかいうニュースを聞くと、田舎の場合は金持ち(資産家)であることのコストが安いってことだなあと思います。

感覚的には多分年収5−600万くらいあったらランニングコストとして間に合って土地屋敷など維持しながら生活するに間に合って相続税をなんとかしたら次世代に引き継ぎます。当代に商才や高学歴がなくともJAとか地方公務員を無難にやったらおーけー。ギャンブルやら女で身を持ち崩しさえせんかったら鳴かず飛ばずのボンクラでずっと続いてもお宝やら屋敷は維持されえます。夫婦で地方公務員でもやってたら鉄板。

東京だったらどうでしょうか? 高級住宅地の戸建の資産額面とかとんでもなくて相続税言うまでもなく大変ですけど、普段の生活でも「金持ち」やるのに生活費に2−3千万円くらい要らんですかね? 共稼ぎ前提でもボンクラでは不可能な数字です。比較的安定した会社などの「生産手段」を引き継いだとしてもちょっとした産業構造の変化などでバランスシートがすぐ傾くし、そうなると最低生活コストが高くてどうしようもないのでbounceするのは時間の問題。

ちなみに田舎で屋敷に住むしょーもない公務員夫婦のボーナスが減ったとしたら飛行機に乗って東京に買い物にいく頻度が自動的に減るだけとかそんな感じで比較的調整が容易と思われます。

・・そんなことを地方都市在住中にはよく思っておりました。