忙しすぎて患者診る暇が無いw

僻地の医師不足なんて今更語るのもあれですが、。昔は「田舎の病院」ならではの、もういい大人の30歳前なのに青春時代のように合宿みたいなんやってる感じでの猥雑な楽しさ、ってのもあったんですよね。そーいう楽しさを経験したのは多分今40歳弱くらいが最…

病院設計の前近代性

最近自分の出入りする病院のいくつかか病舎を建て直してかなり綺麗になりました。かなりのお金がかかってる筈です。で、ここまでやるのであれば「この機会にやっておけばよかったのに(次に建て替える機会もお金もなかなか無いだろうに)」と痛切に思うことが…

よしもとばなな居酒屋論争?

よしもとばななが居酒屋での「不快な出来事」をどっかに書いてflamingしてるらしいです ↓ http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20090808いくつか見た中では下記がまとまってるかと、。 http://semiprivate.cool.ne.jp/blog/archives/000984.ht…

お蕎麦@松本など

お仕事で信州大学にいきました。で、極めて安直ですがとりあえずたべログで一番点数の高い蕎麦屋に行きました。 松本城へ向かう道沿いにあるのですが、屋号の暖簾はありますが「蕎麦」とか書いてない、でメニュー無い、「ん?」と思ってたら自動的に日本酒と…

「医局秘書」

あんまりネタにするのも人格が疑われるような話ですけど、面の割れてるところで言うのも激しく差し障りがありますので、、。かつては大学病院などでの教授秘書といえば、仕事上で接するドキュンは同門の一部のオチコボレ医者くらいということもあって「お嬢…

キャリア公務員という進路

あの女性局長さんはなんとも運が悪いというか気の毒としか思えませんねえ。(「障害者なんちゃら法の評価」と「こういうので逮捕される」ってのはとりあえずは別次元の話とします) ニュースみてたら「十億円単位の不正」というのがまず最初の視点かもしれない…

厚生省前事務次官の当事者能力と、老人病院 vs. 在宅

下記に引用するのはm3って医師用のサイトに載っていた某・前厚生労働省事務次官のご高説であります。下っ端小役人のその場しのぎでファビョり発言ではなく、仮にも事務次官経験者のです。「総合医が献身的に大活躍して幸せな在宅医療と在宅での大往生」・・…

当直手当の適正価格は?

あたしは「医者にあるまじき」というレベルで極端に当直が嫌いな方と思いますけど( http://d.hatena.ne.jp/demosica/20090505/1241489883 )、どっちにしても基本的に好きな人はそれほどはおらんでしょ常考。誰でも寝てるところを奇襲で起こされるのは嫌に決…

「日本の市場」の価値?@医薬品

言うまでもなく日本の人口は1億2千万人決して少なくはないけども大きくもない微妙な規模だと思います。 人口では中国やインドよりはるかに少ないし、一般的な購買力でも北米やEU丸ごとなんかよりはかなり下、、しかしながら1億2千万ってことで日本語だけ…

虚無への供物@学会シーズン

専門医の更新に出席単位が必要なので某所に行って来ました。ポスター発表会場を歩き回って改めて「自分はつくづくアカデミックなことにはもう興味が無いなあ」と内心溜息。 (ぶっちゃけ、オペラの新しい演出やバレエの旬のダンサーやワインのプリムールやら…

基礎研究者の墓場@地方国立医学部

医学部は大きく二つに分けられます「臨床(医学)」と「基礎(医学)」臨床は普段病院で見かける内科医やら外科医やら含まれるところです、一方基礎医学は基本的に患者から離れて遺伝子関係など試験管を必死に振ってます。両者は全く別々というわけでもなく臨床を…

当事者?@救急医療崩壊

今まで「器用仕事」で間に合わせてきたことが限界に達して手詰まりになってきたということが様々な分野であるような気がします。「器用仕事」ってのは技術・気力・資源の限界芸術のように「ゼロ戦」を作るようなことを言うてます。バージョンアップ・パワー…

「失われし時を求めて」@鴨川をどり

この週末は京都にて「鴨川をどり」なんてのをみてました。独特にキッチュでベタで予定調和。季節の風物詩です。 オペラとバレエのポピュラーな演目たちとはちがってコスモポリタンな性格はまるで無い、リンカーンセンターなんかに持っていっても絶対に仕方が…

ガバナンス上の問題@医療崩壊

お医者さんの出世ってなんでしょう? 「財前教授」? そう昔からお医者さんのキャリアパスの頂点は「教授」なんですね。有名官立病院の院長とか総長とかも結局は同じライン。学者さんとして出世したひとが職能としての医師を代表するということです。思うに…

コンプライアンス遵守

「コンプライアンス遵守」ってどこの業界でも無茶苦茶やかましくなっています。銀行員の友人などは「気が狂ったみたい」と言ってます。顧客情報とかちょっとでも流失しようものなら「絞首刑」モノ。・・でも連中は、別に狂ってはないと思いますよ(真性もいる…

医療崩壊情勢下での自分の立ち位置(その2)

(承前)プロフィールにある通り、小生は大学病院の教官ということになります。そして自己中心的なナマケモノです。当初は留学よりの帰国時にテキトーにドロッポしようかとも考えたのですが「浮世の義理」で一旦は大学に籍を置いたのです、。最初は純粋に「義理」ですぐ出て行く…

医療崩壊情勢下での自分の立ち位置(その1)

(承前)自分にとってのISOの損得を論じるには立ち位置をまず語ってみます、。近年の医療崩壊で話題になってる基幹病院で救急を担ってオンもオフもなく過労死すれすれでがんばる勤務医、であたしはありません。あれは「聖職者」にカテゴライズされるべき存在でしょう…

ビジネスヤクザ

グローバリゼーションとかいうのに関係あるのか無いのか、昔はアングラ系のコワモテのシノギだったようなことが手を換え品を換えでより大規模によりえげつなくbutクリーンな手でなされるようになったという類のビジネスっていくつかあるような気がします。判りやすいのがラスベガス、…

初日記:「ミスキャンパス」についての考察

公開のブログってのは作ったことないのですよねえ、まあお試しにmixi日記に載せて全くレスが付かなかった駄文でも再掲載でUPしてみます。 「ミスキャンパス」についての考察:「ミス○○」のありようについて「性の商品化」だとか五月蝿いひとも多いですが、…